弊社ではこれまでに使用していた「合成殺虫剤=農薬」による防蟻工事方法を廃止。
今年の3月よりは全棟に於いて「ホウ酸」による防蟻処理方法とする事と致しました。
「ホウ酸」による防蟻処理は人間などの哺乳類には害のない方法として知られ欧米諸国
では一般的な方法であります。また効果も低下する事のない画期的な処理方法として
古くから取り扱われてわれております。
18世紀に作られたバイオリンの名器「ストラデイバリウス」の防虫対策に「ホウ酸」が使わ
れていたのは有名な話であります。
それでは何故「ホウ酸」がシロアリなどの防虫方法として有効なのでしょうか?
少し触れたいと思います。
生物は細胞のホウ酸濃度が一定以上なりますと、代謝が停止して死んでしまいます。
したがって昆虫などの腎臓を持たない生物には効果がテキメンであり、耐性(効かなく
なること)を持たれる事もありません。
ゴキブリ退治で有名な「ゴキブリ団子」はこの効果を利用したものであります。
(現場でのホウ酸の塗布作業の様子=原液は無色透明)
先にご照会しました「FFC免疫住宅」と「ホウ酸による防蟻処理」をセットとして、これからも
より安全で安心して生活して頂ける住宅の提供を目指して参りたいと考えております。
栗原